POC — 検図性能検証

検図AI 検証デモ
操作ガイド & 開発方針

2D CAD図面から寸法・記号・三角印を自動検出し、ハイライト表示する検図支援AIのデモです。本資料では操作手順・現在の精度・今後の開発方針をまとめています。

フェーズ:簡易PoC 対象:大和製罐株式会社 設計部門 作成:株式会社ピースフラットシステム

デモ環境へのアクセス

以下のURL・パスワードで検証デモにアクセスできます

検図AI 検証デモ環境

URL https://app-production-2975.up.railway.app/
PW PiNxM6ZFv0qT1UIVcQM2
デモを開く
本デモは性能検証用の簡易版です。精度・品質の保証は含みません。AIでの検図支援が「どの程度可能か」を確認するためのPoCとしてご利用ください。

このAIでできること

2D CAD図面(PDF形式)を入力として、以下の検図支援を行います

寸法数値の検出・ハイライト

図面内の寸法数値(220、R10、5.5 等)を自動検出し、赤色でハイライト表示します。記載漏れの目視確認を補助します。

三角印(仕上げ記号)の検出

接地面を示す三角印(▽)を検出します。仕上げ指示の抜け・漏れチェックに活用できます。複雑な図面では誤検出が発生する場合があります。

記号・テキストの抽出・分類

図面内の記号・注記・テキストを抽出し一覧表示します。記号と文字の誤識別が一部発生するため、目視確認との併用を推奨します。

学習フィードバック機能

担当者がAIの検出結果に「正しい/間違い」をフィードバックすることで、AIが学習し次回以降の精度が向上します。

現段階では「完全な検図」ではなく「検図支援(ハイライトによる目視補助)」としての活用が現実的です。精度が出なかった場合も、それ自体がPoC成果のひとつです。

画面イメージ

デモ環境の主要な画面構成です

図面検出結果画面

app-production-2975.up.railway.app — 検図性能検証
検図AI — 図面解析結果 / drawing_sample_01.pdf / 難易度:低
— CAD図面(PDF)—
├──── 220 ────┤
▽▽    R10
├── 5.5 ──┤
赤ハイライト = AI検出箇所
検出リスト
寸法 220 91%
▽▽ 仕上げ 78%
寸法 R10 85%
寸法 5.5 88%

学習フィードバック画面

app-production-2975.up.railway.app — レビュー & 学習
学習フィードバック — 担当者による正誤確認
検出内容 確信度 担当者判定 メモ
▽▽ 仕上げ記号 78% 正しい
部品名「図面A」 62% 間違い 記号ではなく文字(部品名)
寸法 220 91% 正しい
レビュー完了 → 学習を実行

操作手順

デモ環境の基本的な使い方です

STEP 01

ログイン

URLにアクセスしパスワードを入力

STEP 02

図面を選択

サンプル図面(難易度別4種)から1枚を選択してアップロード

STEP 03

AI解析を実行

AIが図面を解析し、寸法・三角印・記号をハイライト表示

STEP 04

検出結果を確認

右パネルで検出リストと確信度を確認

STEP 05

フィードバック入力

誤検出に「間違い」を入力 → AI学習に反映

フィードバックを繰り返すことで学習データが蓄積されます。図面の難易度が低いものから試し、結果を記録しながら進めることを推奨します。

現在の検証精度

サンプル図面4種を用いた簡易検証の結果です。図面の難易度・複雑度によって変動します

寸法数値の検出70〜85%
三角印(▽)の検出50〜70%
記号・テキストの識別65〜80%
高難易度図面での精度30〜50%
数値はサンプル図面での簡易検証値であり、保証値ではありません。御社実図面を用いた検証により実態が確認できます。
低難易度図面では寸法・記号の7〜8割を自動検出できています。学習フィードバックの蓄積により、精度の継続的な向上が見込まれます。

学習機能の仕組み

担当者のフィードバックを積み重ねることで、AIが御社の図面ルールを学習します

1. 図面を入力

実際の図面PDFをアップロード

2. AIが解析

寸法・記号・三角印を自動検出し確信度とともに表示

3. 担当者がフィードバック

正しい検出・誤検出を画面上で「○×」確認

4. 精度向上

フィードバックが蓄積されるほど検出精度が向上

AIへの口頭説明(プロンプト)だけでは修正が難しい誤検出も、画面上で視覚的に正解を指定することで改善できます。担当者の方がフィードバックを入力するだけで学習が進む設計になっています。

現時点でのスコープ整理

PoC段階における対応可否を正直にまとめています

項目 状態 補足
寸法数値の自動検出 部分的に可 単純な図面では7〜8割検出。複雑な図面では精度低下
三角印(▽)の検出 検証中 誤検出(数字の「2」等)が発生。学習フィードバックで改善見込み
記号・テキストの抽出 部分的に可 記号と文字の誤識別あり。単純な図面では比較的精度が高い
寸法の正誤チェック(計算) 現段階は困難 周辺寸法の整合性確認は高難度。まずはハイライト表示に注力
組み立て図の複合チェック 対象外 単品図面での検図支援に絞る方針
学習フィードバックによる精度向上 対応済み フィードバックを重ねるほど精度向上。仕組みとして実装済み
Creo図面との連携 今後の課題 PDF形式での入力は対応済み。Creo直接連携は本開発フェーズで検討

今後の開発方針

今回のPoCを踏まえた開発ステップです

Phase 1 — 現在 / 簡易PoC

検証:AIで検図支援は可能か

  • サンプル図面(4枚)でAIの検出能力を検証
  • 寸法・三角印・記号の検出精度を計測
  • 学習フィードバックUIを使った精度向上の仕組みを確認
  • 赤ペン先生済み図面を追加しての精度評価
御社へのお願い:検図済み(赤ペン入り)の図面を1〜2枚ご共有ください。検証精度の評価に活用します。
Phase 2 — 次のステップ / 本開発判断

PoC結果の報告と本開発の意思決定

  • PoC検証結果(精度・できること・できないこと)を資料化し上長へ報告
  • 「完全な検図AI」か「検図支援AI(ハイライトのみ)」の方向性を決定
  • 年間の検図工数削減効果を試算し費用対効果を提示
  • 本開発の見積もりを確定・発注へ
Phase 3 — 本開発 / 実運用レベルのシステム納品

専用UIシステムとして開発・納品(竹プラン相当)

  • 図面アップロード → 自動検出 → ハイライト表示の専用画面を開発
  • 検図担当者が使いやすいUI/UXで実運用レベルまで仕上げる
  • 学習機能を内包し、使うほど精度が上がるシステム
  • Creoからの図面出力との連携も視野に